2023年10月10日、沖縄・与那国島で「洞窟探検ツアー」に参加した男女3人が行方不明になったという一報が流れました。
ガイドを務めていた20代の男性と、夫婦で参加していた50代女性は自力で帰還したとのことですが、夫で40代の男性がまだ見つかっていません。
この洞窟は与那国島の一体どこにあるのか、また40代男性はなぜ行方不明になったのか、情報をまとめて伝いしたいと思います。
与那国島洞窟探検ツアー3人が行方不明2人が帰還!

2023年10月10日、沖縄・与那国島の洞窟探検ツアーで男女3人が行方不明になりました。
10日午後5時ごろ、沖縄県の与那国島で「午前10時ごろ、洞窟探検ツアーに行った3人が帰ってこない」と地元消防団から警察に通報があった。八重山署によると、ツアーガイドの20代男性1人と、ツアー客で夫婦の40代男性と50代女性=いずれも県外在住=が安否不明となっており、署などが詳しい状況を調べている。
引用元:KYODO
3人は午前10時半頃、洞窟探検ツアーに出発、終了予定時間の午後1時半になっても戻らなかったため、ツアー会社のスタッフが捜索にあたったが、見つからなかったため消防と警察に連絡したといいます。
その後、消防や警察が捜索したが日没を迎え午後6時20分頃捜索を終えています。
翌日の11日、午前2時半ごろ、行方不明となっていたガイドの男性と女性の2人が自力で帰還し事務所まで戻ってきたと報道されました。
【ツアー参加者】
・ツアーガイド20代の男性:午前2時半ごろ帰還
・夫婦で参加の50代の女性:午前2時半ごろ帰還
・夫婦で参加の40代の男性:未だ行方不明
なお、40代の男性の安否はまだわかっておらず、11日の朝から捜索が始まるということです。
※追記です。
安否がわからなかった40代男性が、11日洞窟の入り口から20mのところに横たわっているのが発見されましたが、心肺停止の状態だということです。
詳しい死因などは今の所公表されていません。
与那国島洞窟探検ツアー3人不明の洞窟はどこ?
3人は行方不明になった洞窟探検ツアーの現場となった洞窟はどこなのでしょうか?
報道では「新川鼻」ということがわかっています。
新川鼻は、与那国島の南東に位置しており、海底遺跡があることで知られています。
その新川鼻にある洞窟を調べてみましたが、詳しい情報や画像などを見つけることができませんでした。
新川鼻を地図で確認すると、民家の密集する西側と逆サイドに位置しており、人が立ち入るのも難しそうな海岸線が見えます。

写真で見ると、険しい海岸線が続いていて人が気軽に降りられるような場所ではないようです。
また、報道で捜索にあたった現地スタッフが水位が上がって洞窟に入れなかったと証言していることから、洞窟は海岸沿いにあるのではないかと思われます。
また、与那国島観光協会のホームページには、洞窟探検ツアーの紹介とともに次の写真が掲載されていました。



鍾乳石や光が差し込む岩の天井など、変化に富んだ場所のようですね。
1枚目の写真では、女性たちの足が水に浸かっている様子が分かります。
また、Xでは次のような投稿もありました。
このXの投稿によると、洞窟が沢水の排水のポイントである可能性を指摘されていますね。
洞窟の名称や詳しい場所については、新たな情報が入りましたら追記したいと思います。
与那国島洞窟探検ツアーの料金やコースは?
さて、この与那国島洞窟探検ツアーとは一体どのようなものなのでしょうか?
ツアー会社は東京のアクトプロ
このツアーを企画した会社は
という会社であることが報道によりわかっています。
「同社は2022年に与那国島でコールセンターを開設し、同年11月から観光事業を展開。洞窟探検は目玉ツアーの一つで、ガイド資格を取得したコールセンターのスタッフが行っていた」
引用:日刊スポーツ
アクトプロは公式のXで次のような投稿をしました。
アクトプロは、昨年11月ごろから、与那国島の開発に着手しており、飲食店や土産物店などの商業施設の開設とともに、今回の洞窟探検ツアーなどのアクティビティの開発にも力を入れていたということです。
ツアーのコースや料金は?
続いて、洞窟探検ツアーのコースや料金について見ていきましょう。
現在アクトプロのホームページは閲覧できないようになっていますが、ツアーの概要やコース、料金について記載されていました。
【与那国島洞窟探検ツアーの概要】
洞窟探検ツアーは与那国島の大自然が創り出す地底世界に探検する本格アウトドアアクティビティです。自然そのままの岩や鍾乳石がむき出しになっている中、狭い空間を泥や水などを被りながら全身を使って進んでいきます。ヘルメットや防具服、プロテクターを装着し、ヘッドライト一つで地底の暗闇の中を仲間と一緒に進んでいく体験は、まさにスリルとわくわくを兼ね備えた冒険そのものです。
【与那国島洞窟探検ツアーコース紹介】
洞窟Aコース | 洞窟入り口からダイナミックに下っていき、狭い進路や、神秘的な光景など、ケイビングツアーの醍醐味を体験できる王道コースです。当然、地底深くは太陽の光が全く届かない真っ暗闇。ヘッドライトと身体一つで未知の世界の冒険に挑みます。 参加費用:12,000円 |
洞窟Bコース | 絶えず流れる地下水に浸かりながら奥に進むコースとなっています。時には肩まで水に浸かり、時にはほふく前進でしか進めない極狭空間を慎重に進みます。環境的にも体力的にもハードなこのコースはケイビング経験者のみ対象となっています。 参加費用:12,000円 |
水に浸かったまま進み、時には狭い空間を腹ばいで進まなければいけないかなりきついコースのようですね。
なぜ行3人は方不明に?
なぜ、3人は行方不明になったのでしょうか?
Xでは、この場所が沢水の排水ポイントにあるのではないかという声が上がっていました。
ここは新発見の可能性が非常に高い為写真や場所などの情報は控えますが、今回の与那国島洞窟調査で最も楽しく感じた洞窟が与那国の渓谷の流れる沢水の排出ポイント
入洞いきなり濡れる(しかも深い)沖縄県の洞窟で珍しいパターン、水質も悪いわけではなく、顔半分しか出せない水没エリアを抜けると小さな滝が2つ続いたり前半半分は、ケイビングツアーとしては十分なエンターテイメント性がある洞窟
ここは今後の展開を考えても、もう一度しっかり調査を続行したい洞窟
二次生成物は最奥のエリアにストローなどが少しあるが発達状態は今回の調査した洞窟の中では最も悪い、水流が多く激しいのが影響していると思われる
もし、洞窟が沢水の排水ポイントであれば、エンターテイメント性があり楽しい一方で危険性も高まると思われます。
また、会社スタッフが捜索に駆けつけたところ水位が上がって洞窟に入れなかったということから、洞窟から出るコースの途中が水没して出られなかった可能性もあります。
もしかしたら、帰還した2人は水位が下がったことにより脱出できた可能性もあります。
未だ見つかっていない40代の男性は、ヘッドライトが切れれば真っ暗になる洞窟内で迷子になっているのか、ケガをして一旦1人で待って助けを待っているのかわかりませんが、無事に帰還されることを願っています。
さいごに
与那国島洞窟探検ツアーの場所やツアーの料金やコースについてまとめました。
最後までごらんいただきありがとうございました。
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