ヤマト運輸が、カタログやチラシなど小型荷物の配達を委託する個人事業主約3万人との契約を、2024年度末までに全て終了するということがわかりました。
これと同時に障害者支援団体への委託も取りやめ、「日本郵便」に委託先を切り替えるということです。
この報道を受け、ネットを中心に批判や不安の声が殺到しています。
今回の日本郵便への委託の理由や、委託した場合どうなって行くのかさまざまな憶測が広がっていますので、まとめてみたいと思います。
ヤマト運輸配達員3万人委託終了
ヤマト運輸は、2024年末までにカタログやチラシなど小型荷物の配達を委託していた個人事業主3万人と障害者支援団体との契約を終了方針を明らかにしました。

段階的に日本郵便に委託を切り替えていくということですが、この報道を受け多くの国民が憤りや不安を感じているようです。
ヤマト運輸配達員3万人委託終了に批判と不安の声殺到!
ヤマト運輸の個人事業主と障害者支援団体への委託終了にあたり、ネットを中心に批判や不安の声があふれています。
契約解除によってヤマト運輸で委託業務を行っていた3万人の個人事業主の業務が、そのまま日本郵便に移管されることになるので、日本郵便側が人員増強をしない限り、配達員の業務負担は相当重くなってくるだろう。 日本郵便の配達員の業務負荷が重くなることで、誤配や遅配など従来と比べて配送サービスの質が劣化する恐れがあるのではないか。
ヤマトのドライバーです。 まぁ恐らく失敗するでしょうね。 忙しい時だけ人を増やして 暇になれば スグに委託などを切り捨てるのが ヤマトです。 先日郵便局の人と話したけど 今の現状では 自分達の配達も時間に終わらすのが厳しいって言ってましたよ。 郵便局の人が上司から何時までには終わらせろって言われてるって言ってたな。
郵便局でも配達が間に合わず土曜日も配達で出かけて行くバイクがいる。郵便局は配達員を募集しても真夏は炎天下で配達しなければいけないし、冬は雪が積もって凍った地面をバイクで運転するのは無理だと言ってなかなか人が集まらないだしい。それに加えて配達にも厳しいノルマがある。そこにクロネコメール便も配れとなるとものすごく配達員の負担が大きい。最近郵便局で郵便物を隠していたという事件が多いけど何となくその人たちの気持ちも分かるような気がする。
日本郵便配達員ですが、これまともに下に情報が落ちて無くて「10月から段階的に増えていく」としか言われてない。 10月以降は著しく配達日数がかかることは間違いないと思います。結局まともに新人を雇えず本来ならとっくに引退している年齢のベテランの方になんとか契約延長して貰っている段階ですし…。
個人事業主です。 ヤマトさんは忙しい時だけ委託を頼んできて、暇になれば我々委託業者を切ります。 年間契約でもやってる事業者も居ますが、ドライバーの配達個数が減りすぎればドライバーがサボってるとみなされて荷物が減ると聞きました。 都合の良いように郵政さんもこき使って仕事が回らないようになるでしょう。 そうした時に我々個人事業主の大切さに気づいてくれるとありがたいです。
需要の不足と国民貧困化という長年の課題はそのまま放置された状況で、今度は働き手の不足によって供給能力まで失われていく最悪の傾向が高まっていく。 これ迄は需要が足りないものの、製品の製造やサービスを提供する能力が健在であった故に、先進国として一応相応しい状態を保てていた。 しかし需要が増えないどころか縮小する一方の状態が長過ぎると、事業者は設備や人への投資を増やさないばかりか、減らさざるを得ない。そればかりか最近の輸入物価高騰で生産コストが嵩み、利益を確実に確保するのが難しくなっている。 これを克服する為に有効な、減税をはじめとする対策を政府が採ろうとする気配が全く無い。 逆に残業時間上限規制という働き方改革、インボイス制度導入という事実上の新たな消費税増税によって小規模事業者を徹底的に叩き、潰しにかかる政策を推進すれば、貴重な生産力が益々落ち込む。 本格的な発展途上国化へ落とすつもりか。
5年ほど前まで、郵便配達していました。(期間雇用)年々、能力査定は厳しく能力下がると給与も下がる、配達に時間かかると目をつけられてパワハラ。追い込まれてノイローゼ気味に働いていたら、事故にあい家族からやめて欲しいと泣き付かれ仕事を辞めました。その後、配達員の募集がポストに入っていたり、郵便局で見かけるにつけ胸が苦しくなります。今以上仕事増えて、能力査定ばかりされていたら配達員なんていなくなるだろうなって思う。上の人はお金さえあればって思うんだろうけど根本的に下の事考えている人はいないんだろうね。ヤマトもよくそんなところに委託するなって思うし、上の人も人員不足を困っている人を切ったり下の人を考えていないんだろうな。
この件に関しては、多くの注目を集めておりYahooニュース!のコメント欄は5000件を超えています。
物流は私たちの生活になくてはならないもので、小型荷物の配送となるとさらに身近な問題となってきますよね。
それに実際に現場で働いている人達とっては死活問題です。
また、ただでさえ労働条件や労働環境が悪いといわれる日本郵便で、さらに負荷がかかるとパワハラが横行する懸念もあります。
【ネットの声】
- 日本郵便への負担が大きくなり配送に時間がかかるなどのサービスの低下が起きるのでは?
- 日本郵便の従業員の労働環境が悪化するのでは?
- 日本郵便では人員不足が起こりそう
- 非正規雇用で安い賃金で働く人が多い日本郵便では人員も増えなさそう
- 3万人の労働者のその後の生活はどうなるのか?
- 低賃金で補償のない仕事をさせて不要になれば解雇、これでは生活保護受給者の数が増えるばかり
- 利益と合理化ばかり優先しているヤマトのコストカット案件
- 委託の雇用を守ることもヤマトの重大な責務だと思うのに、コストカットやリストラをする事は後々に響くのでは?
- 国民貧困化の課題に政府が向き合わず事業縮小に頼ると、貧困化はさらに進み本格的な発展途上国になって行くだろう
- 委託の移行が完了した頃に顧客だけ引き継いでサービスそのものが「レターパック」に統合されるのでは?
- 支える従事者を簡単に切るのは、現場を知らない上層部のエゴと保身では?
ネットでは上記以外にも多くの声が挙がっています。
大きく分けると
・ヤマト運輸への批判
・日本郵便が業務を担えないことによるサービスの悪化を懸念
・更なる日本の経済停滞
・失業者の増加
というような意見が多いようです。
ヤマト運輸の日本郵便への委託の理由はインボイス?
さて、ヤマトう運輸がなぜ日本郵便へ業務委託を行いのかその理由についてネットの情報をまとめてみました。
理由についてもさまざまな声が挙がっていますが、報道では
トラック運転手の人手不足が懸念される「2024年問題」への対応の一環として経営を合理化する狙い
と伝えられています。
ただ、ネット上では「インボイス問題」があるのではないかという意見が多いようです。
他にも、ヤマトが業績の悪化のためにコスト削減を図っているという意見も見られました。
【委託の理由】
・インボイス制度対策
・業績の悪化のための人員削減
まとめ
ヤマト運輸が3万人の雇用や障害者支援団体への委託を止め、日本郵便に業務委託を行う問題で、ネット上では多くの批判や不安の意見があふれています。
3万人の個人事業主の方達の今後を考えたときに、高齢者が多いので新しい職に就くのか難しいでしょう。
また、ただでさえ厳しい労働を強いられている日本郵便の現場の従業員たちへの負担は大きくなり、サービスを受ける側への不利益も大きくなって行くことが示唆されています。
そして、改めて過酷な配達員たちの実態が浮き彫りになり始めています。
これまで利益と合理化を追求して、現場の人たちが蔑ろになれてきた現実に向き合い、根本から変えて行く必要があるのかも知れません。
ヤマト運輸の経営陣には日本の経済衰退と多くの人達の生命生活がかかっているということを自覚していただいて、しっかりと経営の指揮をとっていただきたいですね、
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