横浜市鶴見区のマンション駐車場で、大学1年生の冨永紗菜さんが交際相手の男・伊藤龍稀容疑者に刺殺されるという事件が発生しました。
2人はこれまでも度々揉め事を起こして、紗菜さんや第三者が警察に計4回通報していることが明らかにされています。
また、事件起こる30分前には、伊藤容疑者が紗菜さんの自宅に侵入していたこともわかっています。
この痛ましい事件ですが、今回は時系列でまとめてみたいと思います。
この記事では
・鶴見ストーカー事件時系列まとめ!
・冨永紗菜は4回通報したのになぜ命を落とした?
こちらについてお伝えします。
鶴見ストーカー事件時系列まとめ!

冨永紗菜さんが亡くなった鶴見ストーカー事件を時系列で見ていきましょう。
①午前8時半頃:伊藤容疑者が紗菜さんの自宅前で目撃される
②午前9時過ぎ:伊藤容疑者が紗菜さんの自宅に侵入
③午前10時17分:近所の監視カメラに猛スピードで走り去る伊藤ようぎしゃの車が映る
④午前10時半頃:紗菜さんの母親が駐車場で倒れている紗菜さんを発見。警察に通報。
①午前8時半頃:犬の散歩から帰宅したマンションの住民が、2階の伊藤容疑者が紗菜さんの自宅前の手すりに寄りかかっていたのを目撃。
「犬の散歩をしに出かけて、8時半ごろ帰ってきたら、2階の冨永さんの部屋の前に20代に見える男性が手すりのようなところに寄りかかって立っていました。髪型はちょうど報道で出た(逮捕された交際相手の男の)ような髪型でした。うちの犬がクンクンってしにいって、私が『ごめんなさい』といったら『いえいえ』と言ってはにかんで会釈をしていて、柔らかい感じでした。
引用元:https://article.auone.jp/detail/1/2/2/218_2_r_20230629_1688036631452348
②午前9時過ぎ頃:伊藤容疑者が紗菜さんの自宅に侵入。
紗菜さんが友人に送ったLINEには次にように記されていました。
冨永さんの同級生によりますと、きょう午前9時半過ぎに届いた冨永さんからのメッセージには「今日起きたら部屋に元彼がいた。実家の鍵が無くなってて元彼が隠し持っていた」といった内容が書かれていたということです。
引用元:http://blog.livedoor.jp/gunbird/archives/10658152.html
伊藤容疑者は事件の1週間前、紗菜さんを送り届けた際、紗菜さんが車中に置き忘れたバッグを紗菜さんの要求を拒否して返さず、翌日警察に届けたと言いますが、バッグには自宅の鍵が入っていなかったようです。
伊藤容疑者は紗奈さんのバッグから奪った鍵を隠し持っていて紗菜さんの自宅に侵入したようです。
③午前10時17分:監視カメラに猛スピードで走る憂当容疑者の車が写っていました。

この10分後に、伊藤容疑者「冨永さんが家から出てくるのを待って刺しました」と言って、警察に出頭しています。
③午前10時半過ぎ:紗菜さんの母親が駐車場で血を流されている紗菜さんを発見。警察に通報。
この直前、近所の人が「やめてー!痛い!」などの女性の声を聞いている。
伊藤容疑者は、紗菜さんを待ち伏せして犯行におよんだとされています。
冨永紗菜は4回通報したのになぜ命を落とした?

実は以前より冨永紗菜さんと伊藤容疑者の揉め事で、警察に4回通報があったといいます。
4回の通報
・1回目の通報・2021年10月
・2回目の通報・2022年6月
・3回目の通報・2022年12月
・3回目の通報・2022年12月
1回目の通報・2021年10月:紗菜さんが友人に伊藤容疑者のことを相談していたところへ伊藤容疑者がやって来て、紗菜さんの腕を引っ張ったため、その友人が警察に通報しています。
2回目の通報・2022年6月:伊藤容疑者が紗菜さんに、SNSに自分の写真を載せるよう迫ったことがきっかけで、口論になり通報。この1ヶ月後、警察からの連絡に紗菜さんが「仲直りした」と答えており、警察はその後の対応をやめています。
3回目の通報・2022年12月:この時紗菜さんは伊藤容疑者の自宅を訪れており、伊藤容疑者の自宅から「男女が口論する」「モノが割れる音が聞こえた」と近隣住人が警察に通報しています。
駆けつけた警察官に紗菜さんは「別れるなら殺すと言われ、首を絞められた。」と話し、伊藤容疑者は「携帯を水没させられた」「キッチンハイターをかけられた」と言っていたようです。
この時も1ヶ月後の警察からの連絡に対し紗菜さんは「仲直りした」と話していたということです。
4回目の通報・2023年6月22日:事件のちょうど1週間前です。
伊藤容疑者の車内で口論となり、お互いに叩いたり暴力沙汰になったため、警察に通報。
警察は紗菜さんの父親を呼びよせ、この時お互いの親を間に入ることになったそうです。
この時警察は紗菜さんに一時的に居住場所をかえるよ居住場所を変えるよう指導したそうですが、紗菜さんは「まだ(伊藤容疑者と)別れていないと、説明したということです。
紗菜さんの自宅の鍵が伊藤容疑者に奪われたのはこの時でした。
なぜ事件が起こったか
これまでも紗菜さんと伊藤容疑者は揉め事を起こし、時には暴力沙汰になり、警察に4回通報しています。
その度に、警察の指導が入っていたようでしたが、紗菜さんが「仲直りした」と警察に伝えたため、それ以上の介入はされなかったようです。
ちょうど、事件1週間前、通報があった際は、それまでと比べてひどい喧嘩だったのでしょう。
警察が紗菜さんの父親を呼び寄せ、今後、両者の親が介入する方向で話を進めていたようです。
しかし、1週間後に紗菜さんは伊藤容疑者に刺殺されています。
事前に防げなかったのか非常に悔やまれますが、本人が「仲直りした」と言えば警察は介入ができません。
また、警察が居住場所を変えるように指導した時点で何か対策を講じていれば助かった命かもしれません。
伊藤容疑者は、ストーカーのようになっていたようなので、ある程度行動を制限する措置が取れなかったのか、非常に悔やまれるところです。
さいごに
今回は、事件を系列でまとめてみました。
また過去の通報の回数や内容などをまとめるとともに、なぜ危険をふさげなかったのかを考察してみました。
最後まで、ごらんいただきありがとうございました。



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