2013年10月9日正午頃、JR仙台駅に到着した新青森発東京行き東北新幹線はやぶさ52号で、乗客から「薬品がもれた」という通報がありました。
新幹線の入り口付近に置かれたバッグから白い煙のようなものが上がっており、子供1人を含む6人が火傷や体調不良で、そのうちの5人が病院に搬送されたようです。
一時仙台駅は騒然となりましたが、バッグから漏れた薬品は一体なんだったのでしょうか?
また、バッグの持ち主は誰で、なぜ薬品を放置したのでしょうか?
東北新幹線で薬品もれ発生!

2013年10月9日正午頃、JR仙台駅に到着した新青森発東京行き東北新幹線はやぶさ52号で、バッグから薬品がもれるという事件が発生しました。
9日正午ごろ、仙台市のJR仙台駅に到着した新青森発東京行き東北新幹線はやぶさ52号(10両編成)の乗客から「薬品のようなものに触れてやけどした子供がいる」と119番通報があった。仙台中央署によると、やけどのような症状で子どもを含む乗客4人がけがを負い、2人が体調不良を訴えた。いずれも命に別条はない。
引用元:産経新聞
薬品がもれたと思われるバッグからは、白い煙のようなものが上がり、薬品に触れた乗客4人が火傷を負い、2に因果体調不良を訴えたといいます。
そのうち5人が病院に病院に搬送されたということですが命に別状はないということです。
時間軸で見ていきましょう。
- 午前11時55分頃、走行中の新幹線の中で乗客が非常ボタンを押した
- 仙台駅に停車後、乗務員が7号車から煙のようなものを確認
- 乗務員が乗客を駅のホームに避難させる
走行中の新幹線から通報したのが、バッグの持ち主なのか他の方客なのかは明らかではありませんが、乗客の方々は不安だったと思います。
また、仙台駅でも連休最終日の今日は観光客や買い物客で混み合っており、一時騒然としていたようです。
東北新幹線の薬品もれは硫酸か塩酸?
バッグに入った液体は一体何だったのでしょうか?
1995年3月20日に、東京の地下鉄で起きた「地下鉄オウムサリン事件」を覚えている人にとってはゾッとしたかもしれません。
この液体の正体は、現段階では公表されていませんが、塩酸や硫酸の可能性が高いかもしれません。
その理由に次のことが挙げられます。
- 触った人が火傷を負ったこと
- 白い煙をあげていたこと
報道で、薬品を触った人が火傷を負ったとされています。
硫酸も塩酸も、濃度が濃いものは触ると火傷を起こします。
いわゆる『化学熱傷』というものです。
また、塩酸、硫酸は湿気や水気に触れると白煙をあげることもあるようです。
今日の仙台の天気は「雨」でしたので、湿度は高かったと言えるでしょう。
バッグの持ち主は化学系会社員?
薬品もれを起こした人物が一体誰なのでしょうか?
また、なぜこのような薬品を持ち歩いていたのか、まとめてみました。
薬品もれを起こしたバッグの持ち主と思われる男性の名前や年齢などは明らかにされていませんが、事件後
薬品漏れをした。危険なものではありません
と謝罪しているようです。
一体なぜこのような薬品を持ち歩いていたのでしょうか?
もし薬品が塩酸や硫酸だと仮定すると、未成年でなけれが誰でも手に入れることは可能のようです。
また、塩酸と硫酸は次のようなものに使用されているようです。
鉄板・鉄鋼の除錆、食品の中間物、香料、医薬品、化粧品などの原料
農業、工業、鉱業など極めて幅広い分野で使われている
例:農業用肥料に含まれるリン酸、 多くの服飾に使われているナイロン繊維、 銅やニッケルなどの地金のリーチング
意外と、私たちの身の回りのものに使用されているんですね。
こういった塩酸と硫酸を持ち歩いていたのはなぜなのかは、まだ明らかではありませんが、こういったものを製造するような会社に勤務する人物なのかもしれませんね。
さいごに
今回は、東北新幹線で起きた薬品の液もれ事件についてまとめました。
薬品が一体何なのか、バッグの持ち主は誰なのか、目的な何なのかについて調べて見ましたが、現在出ている情報に限りがありますので、新しい情報が入りましたら更新したいと思います。
最後までごらんいただきありがとうございました。
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