木原誠二官房副長官の妻・木原郁子さんの元夫である安田種雄さんが不審死した事件で、当時事件を担当していた佐藤誠警部補が記者会見を開きました。
大手メディアが口を閉ざす中での実名での記者会見に、世間では大きな話題を呼びました。
佐藤誠警部補は、この記者会見で一体何を語ったのでしょうか?
分かりやすく要点をまとめてみました。
また、これまで捜査線上にいた木原郁子さんが犯人ではないとの見立てをしまされたので、そちらについても見ていきたいと思います。
この記事では
・佐藤誠警部補の記者会見要点まとめ!
・佐藤警部補が木原郁子が犯人ではないという理由とは?
と題してお届けします。
ぜひ、最後までごらんください。
佐藤誠警部補のプロフィール

まず初めに佐藤誠警部補のプロフィールをご紹介します。
- 名前:佐藤誠
- 生年月日:1959年5月10日生まれ
- 1983年:警察署に入所
- 2004年:警視庁捜査一課に配属される
- 2022年:警察署を定年退職
- 2023年:市役所などの仕事を手伝いながら生活
※佐藤誠警部補は、木原郁子さんの事件を担当した当初の階級が「警部補」だったそうです。
佐藤誠警部補は、巡査から巡査部長、警部補とキャリアを積み、警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係(通称:サツイチ)に所属していた取締官で、警部補は警察官全体の7%しかいないことから、かなり優秀な人物のようです。
佐藤誠警部補が記者会見を開いた理由

定年退職後は、市役所の仕事を手伝いながら穏やかな生活を送っていたという佐藤誠警部補がなぜ、しかも実名で記者会見を開いたのでしょうか?
2018年、この安田種雄さん不審死事件の再捜査が始まり、佐藤誠警部補は木原郁子さんの取り調べを担当していました。
がしかし、なぜか突然この捜査は打ち切りになり、そのまま自然消滅となってしまったのです。
「終わり方が異常だった。殺人事件は時効がないので、自殺(と結論づける)か(犯人を)捕まえるか、どちらかしかない。灰色はない。10月24日から国会が始まるというのはあったが、12月に国会が閉会すれば再開すると思っていた。しかし、全く再開する様子もないまま自然消滅した」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3b8fa9c6c00d7d5666fcfbd4fa81e50251314a28
それから5年後、佐藤誠警部補はYoutubeの佐藤あきらさんの配信を見て文春の記事のことを知ります。
そしてその内容にとても驚いたようです。
あんな記事は警察の指示がないと書けない。あまりにもめくり過ぎていて、本当に現職の警察が言ったのか驚いた。
佐藤誠警部補記者会見lより
その頃、佐藤誠警部補について取材をしていたであろう文春の記者が、当時佐藤誠警部補が住んでいた近所の人の家に行き、名刺を渡したことで佐藤誠警部補は文春の記者に、どこから例の記事が流れたのか聞くために電話をしたと言います。
その後、文春から佐藤誠警部補のところへ2、3回電話があったが、こんなことに関わったら大変だと思っていた佐藤誠警部補は堪忍してくれと思っていたそうです。
その後、佐藤誠警部補は、警視庁長官の経験で「事件性がない」と言われたことにカチンときたと話しています。
このままでは被害者がかわいそうだと思い、取材に応じ記者会見で自分の知っていることを話そうと決意したようです。
佐藤誠警部補の記者会見要点まとめ!
さて、記者会見で佐藤誠警部補は一体何を話したのでしょうか。
簡潔に分かりやすくまとめてみました。
- 当初、佐藤誠警部補は木原郁子さんが怪しいと思っていたが、少しずつ変わっていった
- 事件現場にいた郁子さんの不倫相手のYさんも時間的に無理
- Y氏は安田種雄さんの父親が家に来た時カーテン影に隠れていた
- 安田さんが生きてる時に郁子さんはY氏を呼んでいると話しているが、実際は死んだ後に呼んでいる
- 警視庁長官が「事件性がない」と言ったので再捜査は難しそう
- 被害者には起訴できるかもわからない、自殺かもしれないと結果を伝えなければいけないが、この件に関して何も伝えられていない、そこから5年も経っての今回報告に安田種雄さんの父は怒っている
- 事件性が無いというのは、俺が1番証拠を知っている
- ドラレコの木原誠二官房副長官の「「俺がなんとかする」などの言葉は、妻を励ますためかもしれない、ただのハッタリかもしれない
- タクシー内の木原夫妻の会話でY氏の名前が出てきたことで、2人がY氏の情報を共有していることに驚いた
- 任意動向を断られた際、二階幹事長が「ちゃんと警察には答えないといけない」と木原副長官に話したため、その後の捜査が楽になった
- この事件は、自殺だと認める証拠がない、本当の豚肉を買ってきてどのくらい刃物が刺さるか、血がどう流れるかなどあらゆる実験をやったが、事件のようにはならない
- 東大の先生にも意見を聞いて判断した
- 捜査時間が足りず、この件を事件だとする物証は見つけられなかった
- 安田さんは覚醒剤のブラックリストに入っていたが郁子さんの覚醒剤の使用は確認されなかった
- 消去法で考えると、郁子さんでもYさんでもなくZ氏が怪しい
- サツイチは郁子さんだと思っていたはず
佐藤警部補は、1時間半近く事件のことで知っていること、自身の見解などを話し記者の質問にも丁寧に答えていました。
被害者を思うと一心で記者会見に臨んでいる様子でした。
※Z氏とは、不明ですが木原郁子さんの父親の舩元賢二氏ではないかと思われています。
木原郁子が犯人ではない理由とは?
さて、これまでの報道で、暗に犯人は郁子さんではないかという憶測を呼んでいましたが、佐藤誠警部補によると、当時サツイチもそう考えていたようだです。
しかし、佐藤誠警部補は、はっきりとは言えないが犯人は郁子さんではないのではないかとの見解を述べました。
郁子さんが犯人ではない理由として
・安田種雄さんの傷が喉から肺に達するような傷だったため、女性の力では無理だろう
・刃物を用いると加害者の手にも傷がつくはずだが郁子さんの手に傷がなかった
というものでした。
長年、現場で殺人事件を取り扱ってきた佐藤誠警部補の見解ですから、信憑性は高いのではないでしょうか?
さいごに
今回は、佐藤誠警部補の記者会見の要点をまとめてみました。
また、佐藤警部補が犯人は郁子さんではないと考える理由についてもお伝えしました。
佐藤警部補は、この事件は警視庁長官が「事件性はない」と言ったため今後の再捜査は期待できないと言っていましたが、被害者家族のためにも真相が究明されるといいですね。
さいごまでごらんいただきありがとうございました。



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