2014年9月2014年9月27日、岐阜県・長野県にまたがる御嶽山(おんたけさん)で戦後最悪といわれる火山災害が発生しました。
この御嶽山の噴火により、登山を楽しんでいた人達の中で58名の方が亡くなり5名が行方不明という大変痛ましい出来事でした。
そんな中、友人グループで訪れていた「おばさんグループ」が全員無事に下山し、ネットではそのサバイバル能力が話題になりました。
今回は、その「おばさんグループ」が一体どうやって助かったのか、詳細をまとめてみたいと思います。
この記事では
・全員助かったおばさんグループがすごい!
・おばさんグループの冷静な判断がネットで話題に!
こちらについてお伝えします。
全員助かったおばさんグループがすごい!
(※噴火直後の映像が含まれます。視聴にご注意ください。)
2014年9月2014年9月27日午前11時52分、御嶽山(標高3,067m)で噴火が発生。
火口付近に居合わせた登山客58名が亡くなり、5名の方が行方不明となりました。
突然起きた悲惨な火山災害で、無事に生還された人達もいましたが、そんな中でも冷静な判断で助かった「おばさんグループ」がネットで話題になっていました。
そのおばさんグループとは
- 千葉県松戸市の69歳
- 千葉松戸市の73歳
- 栃木県日光市の65歳
の3名の方です。
3人は、その日山頂の剣ケ峰にある御嶽神社の社務所の近くで昼食を食べようとリュックを下ろした直後に爆音と噴煙が上がったといいます。
すぐ近くの社務所に逃げた3人ですが、69歳の女性はひさしの中に入ることができず、ザックで頭を覆って耐えました。後で魔法瓶がぺちゃんこになっていたことから、魔法瓶が命を守ってくれたことに気付いたと言います。


噴火の後は、しっかりインタビューにも答えていました。
おばさんグループの冷静な判断がネットで話題に!

さて、この3人の「おばさんグループ」が助かった背景には、運や偶然もありましたが、彼女たちの冷戦な判断と行動が大きかったようです。
一体どうやって助かったのかを見ていきましょう。
まず3人が取った行動はこちらです。
- 山小屋方向に向こうのは無理と判断して神社の軒下にリュックを掲げ逃げこむ
- 目の前で被弾して倒れる人を目の当たりにしながらも冷静にやり過ごす
- 意識不明重体の人が覆いかぶさっていて被弾しないで済む
- 山小屋で水を貰うとタオルに水を濡らした後、灰の中を真っ先に下山開始
- 一気に下山、なお王滝口から登ってきたのに黒沢口に下る
まず、3人は噴火直後、山小屋までは間に合わないと判断し神社の社務所にに入りました。
そのうちの69歳の女性は、人がいっぱいだったのでしょう、ひさしの中に入れずザックで頭を覆ってやり過ごしたと言います。
後で魔法瓶がぺちゃんこになっていたと言っていたことから、魔法瓶がなければ助かっていなかったかもしれません。
このまま社務所にいては危険だと判断した3人はすぐさま9合目の山小屋「五の池小屋」に向かいます。
この時、タオルを水に濡らしていますが、実がこうすることで水に溶けやすい二酸化硫黄や硫化水素から身を守れるそうです。
また、避難ルートを登ってきた王滝口ではなく黒沢口に降ったのも助かった要因だと言えるでしょう。
噴火口の方に回る王滝口を下った人は犠牲になってしまった人が多かったようです。
「五の池小屋」に無事たどりついた3人は、他の36人の避難客と山小屋の主人と共に一晩過ごし、翌日3時間かけて無事に下山しています。
噴火時、避難する際には目の前で噴石に当たり倒れる人達や、倒れて覆いかぶさってきた人もいたようですが、取り乱さず冷静さを保っていられたようです。
パニックに陥らず、終始冷静に判断し素早い決断力で避難したことが命を守ったといえます。
ネットでは賞賛の声
こういうのみてると冷静に判断できる能力と、それを可能にする
知識と知恵って本当大事なんだなって思う
剣ヶ峰山荘→王滝口では今回多くの犠牲者を出したコースになってた
剣ヶ峰山荘→黒沢口は火口から遠ざかるコースで助かる人が多かったこのおばはんがすげーのはそれを一瞬で判断してあの灰で視界のない中
自分が登った登り口じゃなくて全く知らないコースを下りてきたことすごすぎ
二酸化硫黄や硫化水素は水に溶けやすいので、濡れたタオルなどを口に当てるのも効果的です。
有能よ
おばちゃんの生命力はそこらへんの若造では相手にならんよ
さいごに
今回は、2014年9月2014年9月27日に起きた御嶽山の噴火で、知識と冷静な判断で自らの命を守った3人の「おばさんグループ」について調べてみました。
もちろん、運や偶然も大きかったと思いますが、知識や冷静な判断力があったことが命を守る行動につながったのかもしれません。
最後までごらんいただきありがとうございました。
コメント