2023年7月23日、グラビアや女優として、また映画監督として活躍していた水井真希さん(32歳)が亡くなりました。
死因など詳しいことは公表されていませんが、水井真希さんのお姉さんがSNSでコメントを発表しました。
突然の訃報に多くのファンが驚きましたが、このことをきっかけに過去に水井真希さんが受けていた性被害に注目が集まっています。
今回は、水井真希さんが生前受けていた性被害について調べてみました。
それでは、さっそく本題に入りましょう。
水井真希死去
こちらのツイートは水井真希さんのお姉さんが、水井真希さんのツイッターのアカウントから投稿したものです。
水井真希さんの突然の訃報に多くのファンの驚きと悲しみの声があふれました。
水井真希が受けた性被害とは?

さて、水井真希さんは生前、2人の男性から性被害を受けていたことをツイッターに投稿していました。
その2人というのが
・西村喜廣氏
・K氏
の2人だと主張しています。
あくまでも、現段階では水井さんの一方的な主張であることを念頭に置いて、まとめてみました。
まず西村氏の方から見ていきましょう。
西村喜廣から受けた性被害とは?
西村喜廣氏(56歳)とは、日本で著名な特殊メイクアップアーティストで、映画監督や脚本家も務めています。
水井真希さんは、2022年9月、西村喜廣氏にアシスタントとしてノーギャラで労働させられたうえ、性被害にあったとして告発しています。
要点をまとめると
- 水井真希さんは園子温監督のアシスタントをしていたが、西村喜廣氏のアトリエに移りノーギャラで働いていた
- アトリエでは体罰もあった
- 月給は各種保険、交通費なしの5万円だった
- 生活のため夜はキャバクラで働くようになった
- 西村喜廣氏と肉体関係を持つようになった
- 過労とチーフからのいじめにより退職し自殺未遂を図る
- 半年程の休養後現場に復帰するが相変わらずのチーフのいじめにより仕事を辞める
- その頃着エロアイドルとして有名に
- 西村喜廣氏の作品に出演するなど関係は良好
- 西村喜廣氏に暴力を振るわれる
- 2013年自分の映画を撮りたいと申し出て西村喜廣氏がプロデュースし『ら』を撮影
- 西村喜廣氏との肉体関係は続いていたが西村喜廣氏は複数の女性と関係を持っていた
- 西村喜廣氏による暴力は続いていたが、西村喜廣氏の家庭を壊したくなかったため、西村喜廣氏との関係を断つことを決意
- しかし西村喜廣氏に性被害にあった19歳の女性からの相談を受け告発を決意
水井真希さんは当初、西村喜廣氏との関係を断ち離れようと決意したようですが、西村喜廣氏からの姓加害に苦しんでいる19歳の女性から相談を受け、告発に乗り出すことを決意しています。
ちなみに、西村喜廣氏は、水井真希さんの訃報を受け自身のFacebookに次のような投稿をしています。

水井が死んじゃいました…
家族以外で1番ショックなのは
僕だと思います。
涙が止まりません。
後半戦は色々あったし、これからは色々と憶測が飛び交うでしょう。
僕は、悲しいし、涙が止まりません…
死因は知らないですが
前に水井がいつも飲んで寝てる薬を飲まされたら気絶したように寝てしまった思い出があります。
もし、いつもの薬で寝たまま死んでしまったなら、
僕がそっちに行った時、起こしてやろうと思います。
本当に悲しいです。
もしも、水井さんの告発が事実だとしたら、このようなコメントをするのは無神経ではないかと批判の声が上がっているようです。
「K」氏から受けた性被害とは?
続いてもう1人の男性「K」氏から受けた性被害についてみてみましょう。
とても長いツリーですが、要点をまとめてみましょう。
- 2011年 映画『イチジクコバチ』(サトウトシキ監督)の試写会で初めて会った
- その後、Kからの誘いで横浜の美術館に行きその時無理やり唇を奪われた
- そして「今夜はうちに泊まらないか」と誘われたが断った
- K氏が既婚者であることは知っていた
- 無理やりドキュメンタリー映画の撮影をされた
- 福島に撮影に無理やり連れて行かれた
- 福島で無理やりラブホテルの同じ部屋に宿泊させられ強姦された
- ツイッターに「Kは犯罪者」と投稿したがK氏は「男にとっては武勇伝だけど、アイドルの君にとってはイメージが傷付くだけだ」 と気にしていなかった
- 逃げるようにラブホテルを後にして、東京に帰る
- K氏からはメールと着信がしつこく続いていた
- 強姦の3日後、K氏が水井さんの自宅前に座り込んでインターホンと電話を鳴らし続けた
- この時はマネージャーに連絡して、Kを帰らせるように説得して貰った
- 福島まで赴き被害届を出すも、数ヶ月何の音沙汰もないので問い合わせると「被害届は出ていますが、告訴状がないので捜査していません」という返答あり
- 郵送で告訴状を出したいと言いましたが、拒否されたため 民事訴訟をする事に
- 裁判で訴えたが、「合意のない避妊しない性交があった」という物的証拠がなければ、裁判所は準強姦被害があった事を認めないため主張が却られた
- 結局逮捕に至らず検察案件になり、不起訴になった
民事訴訟の際のK氏の書類には次のような記載があったようです。
- 水井は両親と姉と祖母の5人暮らしである(実際には祖母はいない)
- 水井に虚言癖がある証拠として、水井が出演したフィクション映画のワンシーンをスクショしたものを証拠として提出
- 福島に行ったのはプライベートの旅行である(撮影と言われ無理やり連れて行かれた)
- Kと水井は交際関係にある(交際はしていない)
- 年収が120万円程度の為、強姦の慰謝料は支払えない
- 避妊せずに性交したが、妊娠したら責任を取るつもりだった
K氏の認識と水井さんのそれにはかなりのズレがあるようですね。
この件がなぜ不起訴になってしまったのか、なぜ警察はもっと捜査をしなかったのか水井さんは無念だったと思います。
さいごに
今回は、32歳の若さで亡くなってしまった水井真希さんが、生前性被害にあっていたことを告白していたので、その内容をまとめました。
水井さんご本人はもちろんのこと、ご家族もいたたまれないだろうと思います。
度々性被害が報告される映画界の闇と戦ってきた水井真希さんのご冥福をお祈りします。
さいごまでごらんいただきありがとうございました。
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